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Channel: 世川行介放浪日記
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中原中也『頑是ない歌』(2)

 この17年間、  僕は、いつも、何かに追われるかのように生き急いで生きてきた。  その一番の理由は何かと言ったら、  それは、「自分以外の何か」のためにこの人生を燃焼させたい、  何か、一冊でいいから、人の心を打つ本を書きたい、  というものだった。  ある時期は、それが、オーバーステイの哀歓を描くことのように思えたし、  ある時期は、官僚機構の欺瞞を描くことだと思えたりした。...

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熟睡した。

 昨夜は、僕が睡眠薬を初めて一錠飲んで、  午後3時まで眠りこけた。  本当に、こんなにぐっすり14時間も安心しきって眠ったのは、  17年ぶりのことだった。  今日も何もすることがない。  つかの間の休息だ。  満喫したいと思っているが、  僕は、元来が無趣味な男なので、  何と言って、することがない。  困ったものだ。  だからといって、日記書きに明け暮れるのではいかにもさみしい。...

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「呉服屋」さんにお答えします

 先日の六本木の件で、  「呉服屋」さんからも「忠告コメント」が来ていたし、  同様の批判が、「阿修羅」に流れていた。  だが、  僕は、あの夜のあの光景を、笑って眺めていた。  「1万人集会」が、心ならずも、大震災で頓挫し、  その後小沢一郎を巡る情況が悪化していくのを歯がゆい思いで見つめてきた、  「1万人集会」の実質的リーダーだった岡田元治さんが、...

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「谷口尚」さんの「コメント」に答える

 「谷口尚」さん。  それは別に奇異なことではありませんよ。  吉本隆明と江藤淳は、  「私たちは、180度回ったら同じですね」  と公言するくらいに、  左翼と保守と異なった立場にいながら、<世界>を見つめる角度がよく似ていました。  たとえば、  政治的見解は違っても、  二人とも、夏目漱石を近代日本文学史上最大の文学者であると評価して、  漱石について数多くの言及をしていますし、...

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嘆く前に動け

 若い頃。  優れた文学者であった大江健三郎の、『見る前に跳べ』という短編小説に出逢った。  詳しい内容はもう忘れたが、  彼特有の、「跳ぶことのできない」知的青年の無力感と挫折感を描いていたように記憶している。  彼が描く知的青年たちの鬱屈した精神は、よく理解できた。  その本の存在を知ったと同じ頃、  僕は、 「何でも自分でやれ。  自分のできないことを他に求めるな。それが自立の思想だ」...

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小沢支援運動六本木秘話

 「愛欲篇」が中断された上に、「悪態退治篇」までなくなって、  僕の日記は、最近ちょっと片肺飛行気味。  これって、少しも面白くない。  今日は祝日でもあることだし、  たまには、「愛欲篇」なんぞというものを書いてみようではないか。  先日、藤島さんのカメラに写った世川行介さんの、凛々しくも知的な顔を見て、 「あれっ。  世川さんって、あんな顔だったっけ?」  あるいは、...

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 昨日23日は祝日であったが、  僕の<神さま>が、 「明日の祝日は、こどもの日ではない。  みどりの日でもない。体育の日でもない。正月でもない。ましてや、お前の誕生日なんかではない。  明日は、勤労感謝の日という、数あるこの国の祝日の中でも最も尊い祝日だ。  私は、  私は…、  ワタクスは、  この日だけは、お前が祝うことを、許さない。...

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「谷口尚」さんからの問い合わせに

 「谷口尚」さま  文学者の作品を読む場合は、初期作品からたどっていくのが一番理想的だと思いますが、  まあ、そうも言っていられないでしょうから、  僕は、江藤淳は、吉本隆明ほどには必死に読んではいませんけど、  まったく、僕の個人的な「好み」で、お返事させていただきます。       1 『成熟と喪失』  江藤淳の原点を知ろうとするなら、この本は欠かせないと思います。...

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12月9日。午後。国会議事堂前で、あなたに会いたい。

 寡聞にして、  60年安保闘争で樺美智子という東大の女子学生が死亡してから、  国会議事堂前で大きな国民運動があったという話を聞いたことがない。  都内でいろいろなデモがおこなわれるが、  国会周辺は警察の許可が下りないから、誰も行けない。  それは、「デモ」をやろうとするからだ。  「デモ」には警察の許可が必要であることは、今の法では仕方がない。  しかし、...

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インデックス 

          12月9日。午後。           一緒に国会議事堂前を散歩する人を求めています。           会期末の国会議事堂前は、大勢の国会議員の姿を見ることが出来るのではないかと思い、  独りで散歩してみようかと思い立ちましたが、どうも一人だけは淋しい。  だれか、ぼくと一緒に、初冬の永田町散策をしてくれる人はいないでしょうか?...

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